ここでは、エアコン設置工事の一般的な流れと、作業時間、そして業者が行う作業内容について詳しく解説します。まず、作業員が訪問し、エアコンの設置場所や室外機の設置場所を確認します。室内機の設置場所は、水平で、十分な強度があり、エアコンの風が部屋全体に行き渡る場所が理想的です。また、室外機は、直射日光が当たらず、風通しが良く、騒音や振動が周囲に迷惑にならない場所に設置する必要があります。次に、室内機の取り付けを行います。壁に据付板(背板)を取り付け、その据付板に室内機を固定します。据付板は、水平器を使って、水平に取り付ける必要があります。そして、配管を通すための穴を壁に開けます。穴の位置は、室内機と室外機の位置関係、そして壁の構造などを考慮して決定します。穴を開ける際は、壁の中の配線や配管を傷つけないように、慎重に作業を行う必要があります。次に、配管を接続します。室内機と室外機を、冷媒管、ドレンホース、連絡電線などで接続します。冷媒管は、冷媒ガスが通る管で、断熱材で覆われています。ドレンホースは、室内機で発生した結露水を排出するためのホースです。連絡電線は、室内機と室外機の間で電気信号を送受信するための電線です。配管を接続する際は、冷媒ガスが漏れないように、しっかりと接続する必要があります。そして、室外機を設置し、配管を接続します。室外機は、水平な場所に設置し、振動を抑えるために、防振ゴムなどを敷く場合があります。また、室外機の周りには、十分なスペースを確保する必要があります。室外機の前面には、少なくとも60cm以上のスペースが必要です。最後に、真空引きと呼ばれる作業を行います。これは、配管内の空気や水分を取り除く作業で、エアコンの性能を最大限に引き出すために、非常に重要な作業です。真空引きが不十分だと、エアコンの冷暖房能力が低下したり、故障の原因になったりします。真空引きが完了したら、試運転を行い、動作確認を行います。冷房運転と暖房運転を行い、正常に動作するか、異音や異臭がないかなどを確認します。問題がなければ、作業完了となります。作業時間は、エアコンの種類や設置状況によって異なりますが、城陽市のエアコン修理専門業者が行うと標準的な工事であれば、2時間から3時間程度が目安です。ただし、室外機が特殊な場所に設置されている場合や、配管が長い場合などは、さらに時間がかかることがあります。