古くなった水栓レバーを自分で替える決断

毎日何気なく使っている蛇口のハンドルですが、長く使っていると、どうしてもガタが来たり、動きがスムーズでなくなったりしますよね。明石では水道修理の漏水した配管を交換して特に混合栓の場合、お湯と水の間の微妙な調整が難しくなったり、レバーが固くて動かしにくくなったりすると、毎日の炊事や洗顔でちょっとしたストレスを感じるようになります。見た目にも古びてきたり、汚れが落ちにくくなったりすると、水回り全体がくすんで見えてしまうこともあります。こんな時、蛇口全体を交換するとなると大がかりで費用もかさむため、躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、ハンドルの不調だけであれば、ハンドル部分だけを交換するという選択肢があります。これが意外と自分でもできる場合が多く、費用の面でもかなり抑えることができるのです。 自分で蛇口のハンドル交換を検討するきっかけは様々でしょう。私の場合は、レバーを動かすたびに「キュッ」という嫌な音がするようになったのが始まりでした。最初は我慢していましたが、使うたびに気になるようになり、いっそのこと替えてしまおうと思い立ったのです。自分で交換するメリットは、やはりその手軽さとコストの低さです。専門業者に頼むと部品代に加えて工賃や出張費がかかりますが、自分でやれば部品代だけで済みます。数千円から数万円の節約になることも珍しくありません。ただし、自分でやるにはある程度の準備と注意が必要です。 まず、最も重要なのは、ご自宅の蛇口の正確なメーカーと品番を特定することです。これが分からなければ、適合する交換用部品を見つけることができません。蛇口本体のどこかに小さなシールが貼ってあったり、取扱説明書に記載されていたりしますので、探してみてください。品番が特定できたら、インターネットの通販サイトやホームセンターのオンラインショップでその品番に対応する交換用ハンドル部品を探します。部品によっては様々なタイプがあるので、機能を損なわない範囲で好みのデザインを選ぶのも良いでしょう。部品が手に入ったら、交換に必要な基本的な工具(ドライバー、モンキーレンチなど)を準備します。 作業を始める前に、必ず水道の供給を止めなければいけません。交換する蛇口につながる止水栓を、時計回りにしっかりと回して閉めてください。多くの場合、シンク下の収納内にあります。止水栓を閉めたら、蛇口を開けてみて水が出ないことを確認し、安全を確保します。次に、古いハンドルを取り外します。ハンドルの構造にもよりますが、多くは隠しネジで固定されているため、そのネジを外すことでハンドルを引き抜けます。新しいハンドルは、古いものと逆の手順で取り付け、ネジでしっかりと固定します。最後に止水栓を開けて水を出してみて、水漏れがないか、スムーズに動くか確認すれば完了です。もし作業中に困難を感じたら、無理せず専門業者に相談することも大切です。